◆Fused・AIビルダ登場
Fusedは、クラウド環境上でPythonだけを使って空間データを解析できる、全球レベルのデータまでスケール可能な空間データ解析プラットフォームです。新しく追加されたAIビルダの機能を使えば、Fusedの知識がなくても、プロンプトだけでデータ解析が始められます。先日から、Fusedは誰でも無料のアカウントを開設してトライアル可能となりました。皆さんもこの記事を読んで、ぜひFusedを体験してください。
この投稿では、Fusedワークベンチの新しいAIビルダを使って、地理空間ワークフローを生成するためにAIを使い始める方法を紹介します。例として、Source Cooperative からアクセス可能なFlateau の建物フットプリントデータを使用します(https://source.coop/repositories/pacificspatial/flateau/description)。
◆AIビルダでできること
まず初めに、Fusedを開き(https://fused.io)新しいUDFを作成します。
すると、画面左下にあるAIチャット・ウィンドウが開き、プロンプトを開始することができます。その上で、Flateauの東京都港区のlod0建物データへのリンクを入れたプロンプトを入力してみます。AIビルダは自動的にエディターにコードを挿入し、データを可視化してくれます。以下がプロンプトの例です。
「このURLから建物データをgeopandasで読み込んで、表示してください。
"s3://us-west-2.opendata.source.coop/pacificspatial/flateau/parquet/13103_minato-ku_2023_building_lod0.parquet"」
デフォルトでは、生成されたコードはすべてのデータを読み込むため、次に建物ID、都市、測定された高さのみを選択するよう依頼してみます。また、ジオメトリ名をGEOMからgeometryに変更し、一貫性を保つようにします。
「ジオメトリ列の名称を「GEOM」から「geometry」に変更し、保持するカラムを「building_id」「city」「measured_height」のみに限定します。」
次に高さ50メートル以上の建物だけを可視化するよう、条件を絞り込んでみましょう。
「高さ50メートル以上の建物のみ表示してください。」
最後に、AIに地理空間分析をしてもらいます。先ほど抽出した高層ビルから、半径100メートル以内で高層ビルがない建物(目立つ高層ビル)をすべて見つけてみます。また、計算に必要な空間参照系関連情報もAIに提供します。
「周囲100メートルの範囲に他の高い建物がない建物を見せてください。espg6677に再投影してバッファリングを行い、espg4326に再投影して可視化します。」
FusedのAIビルダを活用することで、1行もコードを書かずに地理空間解析のワークフローを作成することができました!さらに、他のオープンデータを利用したり、すでに公開されているUDFを説明させたり、単純に分析の改善点を提案させたりすることもできます。
FusedのAIビルダは、プロンプトのみで可視化、解析を通して空間データの持つ情報を効率的に引き出すことを可能にします。Fusedの新規ユーザーであっても、今すぐに強力なUDFを作成することを可能にしてくれます。
これまでの分析結果はこのようになりました。

◆Fused・AIビルダの特長
・コード不要、プロンプトだけで解析
・空間データをすばやく可視化
・高度な地理空間解析も自動で対応
・公開データも既存UDFの活用も可能
・新規ユーザーでもすぐ試せる
皆さんもぜひ、Fusedのもたらす新しい時代の空間データ解析を体験してください。