Pacific Spatial Solutions

これまでと一味違う「TOKYO OASIS(トーキョーオアシス)」サービスが始まっています!

「TOKYO OASIS」は、東京駅前の大手町、丸の内、有楽町エリアで、快適に過ごせる空間とお散歩ルートを提案するサービスです。

TOKYO OASIS」URLはこちら: https://tokyooasis.com

女優の高畑充希さんも「大丸有エリアは、いろんな魅力が詰まった場所」とおっしゃっています。有名ブランドやグルメだけじゃない、歩くたびに、お気に入りの場所を見つけられる大丸有エリア。そんな街歩きのお供に、役立つサービスが「TOKYO OASIS」です。

これまでもTOKYO OASISでは、緑の木陰を歩くルート、ビルの間に隠れた可愛いベンチ、この木なんの木?がすぐにわかる樹木情報など、あなただけのお気に入りを見つけていただくお手伝いをしてまいりました。

とはいえ、夏には焦げつくような日照りがあったり、冬には木枯らしが吹いたりと、いつでも超快適とは行かないのが東京の街。そんな皆様の声にお応えすべく、今年はいよいよ「地上・地下ルート」のご案内を始めました。

大手町から歌舞伎座まで地下道だけで歩いて行ける…ってご存知でしたか?

実は、大丸有の地下には銀座まで続く、広大な地下ルートが広がっているのです。この迷路を読み解いて、あちこちの素敵なスポットを巡るのに、新しい「TOKYO OASIS」の地下ルート検索を使ってみてください。

せっかく大丸有に来てみたのに、天気が悪くて悲しいなー(涙

…という時こそ!TOKYO OASIS」の地下ルート検索を使って、地下道をてくてく歩き、地上にひょっこりと顔を出してみると、そこには謎の白いボンボリがぶら下がる空間があったり、白鳥が昼寝をしていたり、あこがれのオブジェがあったりと、地上と地下をミックスする新しい街歩き、全天候対応型お散歩を楽しんじゃってください。

ここまでお読みくださいまして、ありがとうございます。
続きまして、成田さんから、TOKYO OASISの地上・地下ルート検索についての、技術的な面もご紹介しちゃいます!


TOKYO OASIS に実装されているルート検索について

はじめに

TOKYO OASIS では歩行者用のルート検索機能を提供しています。今回はその動作について簡単に説明していきます。

昨今、歩行者用のルート案内は特段珍しいものではなく、そのほとんどが最短、最速で目的地に到着することを「良し」として提供されているようですが、今回 TOKYO OASIS で実装しているルートは一味違います。

経路モード

これは実際にアプリで用意されているオプション項目です。

あまり見かけたことのない「日なたルート」、「日陰ルート」のオプションが用意されています。
夏の時期には日向を避けたり、寒い冬の時期には温かい日向を選んでルートを提示するロジックをユーザーの指向に合わせて選択できるようになっており、暑い日も寒い日も臆することなくお散歩を楽しんでほしいという意図をもって用意したオプションになります。
実際にアプリからこれらのオプションを選択した際にどのようなルートを提示するのか、有楽町付近、東京宝塚劇場の日陰データを表示しながら見てみましょう。

「日なたルート」オプションを選択したときのルートサンプルです。

赤丸がスタート地点で青丸がゴール地点となります。
黄色の枠(当社加工)あたり、日なたを歩くために道路の向こう側に渡っているあたりに注目です。

続いて「最短ルート」オプションを選択したときのルートサンプルです。

可能な限り日陰を進むべくビルの間を抜け、また日なたルートと比較して道路を渡らず手前側を進んでいるところも注目です。 設定された経路オプションによりゆるい迂回を受容するルートになっていることがお分かりになるかと思います。

日陰データ

前述、緻密なこだわりを持ったルートを作るために利用している日影データは、ビルはもちろん道路沿いに植えられている樹木1本づつの日影データを365日、1時間おき(07:00~17:00)に生成しているため、同じスタート地点、同じゴール地点をしていしたとしても、月日や時間によって案内されるルートも変わっていきますので、常に新しい発見があるかもしれません。

皇居外苑の樹木の日陰データを時系列で表示した例(8:00,12:00、16:00)

ちなみに、日陰を案内する際にはより心地よく散歩していただくために、ビル群による日陰より樹木による日陰(木陰)を好むようにチューニングされています。

歩行者専用ネットワーク

拘りのルート検索を実現するために東京駅を中心とした歩行者用ネットワーク総延長およそ15キロに加え東京駅から繋がる地下通路およそ3.5キロを新規に書き起こして整備をいたしました。

歩行者専用ネットワークを一部抜粋、青ライン地上部、赤ライン地下部。

地上を散歩していただくためのアプリですので、「日なたルート」、「日陰ルート」を選択した場合には速やかに地上に出るよう促されますが、「地上・地下一体」オプションを選択した際には地下もズンズンすすめるようになっています。割と賢くルートを引いてくれますので、東京駅近郊の地下でよく迷子になる人は是非一度お試しください。

地下ルート表示例。出口案内もちゃんとあります。

最後に

冒頭で申し上げましたとおり、最短最速がもてはやされる昨今ではありますが、敢えて迂回、寄り道をすることで新しい発見と新しい価値観の創造につながるものと信じております。

今度の週末にでも TOKYO OASIS アプリを入れて、積極的に寄り道を楽しんでみてください。

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