2024年6月7日、東京・大手町にて、Spatial Data Science Bootcamp Tokyo 2024を開催いたしました。ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました!厚く御礼申し上げます。
Niantic(ナイアンティック) 様、株式会社Luup様、日本放送協会(NHK)様を講師にお迎えし、今年も盛況のうちに終了いたしました。参加者のみなさまの声とともに当日を振り返ります。
» 当日のタイムライン(敬称略)
» 各コンテンツの内容
◼︎3DスキャンとAR(Niantic.Inc)
3Dスキャン、ARといった技術と地理空間データの関係についてお話しいただきました。
早速ご紹介いただいたツール「Scaniverse」を使って、イベントの懇親会のお料理をスキャンしてみました。
無料で使えるアプリですので、みなさまもぜひ身の回りのものをスキャンしてみてください!
◼︎Luupにおける地理空間データの活用(株式会社Luup)
株式会社Luup様の地理空間データ活用事例について、解析手法からアウトプットまで赤裸々にご紹介いただきました。データによる裏付け、可視化の重要性を改めて感じるセッションでした。
◼︎NHK災害情報マップ〜開発の経緯・運用と課題〜(日本放送協会)
災害情報をマップで伝えることの重要性とともに、災害情報マップの開発経緯や課題をお話しいただきました。必要な情報を必要な人、場所に届けるためにも、データ整備が重要であると感じたセッションでした。
◼︎NHK データ可視化の取り組み(日本放送協会)
NHK×GISのデータ可視化の取り組みについてご紹介いただきました。普段何気なく見ているテレビの世界の裏側を垣間見ることができ、また、データ利用におけるアイデアの重要性についても考えさせられるセッションでした。
◼︎空間インデックス基礎(PSS)
Uber社が開発した空間インデックス「H3」を中心に、空間インデックスと従来のツール(標準地域メッシュ)の違いをご紹介しました。また、CARTOのノーコード・ローコードツール「Workflows」を使ったローコード解析のハンズオンセッションを行いました。
◼︎可視化クリニック(PSS)
地理空間情報データを地図として可視化する際に気を付けるべきポイントや、2次元の地図と3次元の地図の表現方法の違いについてご紹介しました。2次元の地図の描画には、Pythonのleafmapというライブラリ、3次元の地図の描画には、deck.glのPython用ライブラリpydeckを使用し、お手元でコードを実行いただきながら可視化を体験いただきました。
◼︎ラスター解析(CARTO)
ベクター系のサービスであるCARTOでラスター解析ができるようになったという、CARTOの中でも今1番ホットなトピックをハンズオンセッションでご紹介しました。Climate EngineやOvertureデータを用いたダイナミックな解析・可視化は必見です。
» 参加者のみなさまの声
空間データを扱ったことがない方から日常的に空間データを用いた分析を行われている方まで幅広くご参加いただき、1日を通して空間データの「今」を体感していただきました。
など、新しい知識や技術について知ることができたというお声や、ユースケース紹介によって地理空間データの活用イメージがクリアになったというお声を多数いただくとともに、来年の開催に向けた期待のお声も頂戴いたしました。
» 来年に向けて・・・
今年のフィードバックでは、「ハンズオンの時間を増やしてほしかった」「ハンズオンでもう少しいろいろと触ってみたかった」といったご要望をいただきました。来年は、ハンズオンセッションをよりパワーアップさせ、より満足度の高いイベントを企画してまいります。
イベント情報については、弊社HP、X、Linkedinにてお知らせいたします。フォローがまだの方は、ぜひフォローいただき、情報公開を楽しみにお待ちいただけますと幸いです!
» 公開資料
弊社およびCARTOによるハンズオンセッションの資料を下記GitHubにて公開中です。 当日イベントにご参加いただけなかった方も、ぜひお手元でお試しください!
▼GitHub: Spatial_Data_Science_Bootcamp_Tokyo_2024 https://github.com/pacificspatial/Spatial_Data_Science_Bootcamp_Tokyo_2024/tree/main
※Niantic(ナイアンティック) 様、株式会社Luup様、日本放送協会(NHK)様によるユースケース紹介の資料は、イベントご参加者様限定公開となります。
日々空間データに触れる中で、ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
ご質問・お問い合わせは、support@pacificspatial.comよりお受けいたします。