「宇宙ビジネス」と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
近年、Cesium社が提供する月面地形データ「Cesium Moon Terrain」[*1]や、SpaceX社によるロケット回収テストの成功[*2]、また宇宙戦略基金の公募など、日本を含む世界各国で宇宙ビジネスへの取り組みが加速しています。日本でも、宇宙輸送サービスを目指すインターステラテクノロジーズ社や、小型衛星コンステレーションの構築を進めるアクセルスペース社など、多くの企業が宇宙ビジネスに参入しています。しかし、「宇宙ビジネス」という言葉だけでは、どのように生活に結びつくかイメージしにくい方も多いかもしれません。
[*1]Cesium Moon Terrain ( https://cesium.com/platform/cesium-ion/content/cesium-moon-terrain/ )
[*2]SpaceX社によるロケット回収テストの成功 ( https://www.spacex.com/launches/mission/?missionId=starship-flight-5 )
宇宙ビジネスの6つのカテゴリー
宇宙ビジネスは、以下の6つのカテゴリーに分類できます。
- 宇宙輸送サービス
・宇宙ステーションや月面、火星への物資や人員の輸送を担うサービスです。 - 小型衛星コンステレーション
・小型衛星を多数打ち上げ、地球全体をモニタリングするサービスです。米国のPlanet社が地球観測ネットワークを構築し、SpaceX社はStarlink[*3]を通じて、世界中でインターネットが利用できるサービスを展開しています。 - 宇宙デブリ除去サービス
・宇宙ゴミを回収し、軌道上の安全を確保するビジネスです。 - 月面開発・資源利用
・月の資源を活用するビジネスです。Ispace社は「人類の生活圏を宇宙に広げ、持続可能な未来を目指す」を目標に掲げています。 - 宇宙旅行・観光
・民間人による宇宙旅行が注目されています。Blue Origin社やVirgin Galactic社がこの分野に参入しています。 - 宇宙インフラ構築
・宇宙ステーションの商業化や、宇宙での製造・組み立て技術の開発が進んでいます。
Cesiumを活用したPSSの取り組み
PSSでは、Cesium社とのパートナーシップを活かし、特に「Cesium Moon Terrain」を用いた月面開発・資源利用や、小型衛星コンステレーションによる全球データの解析・分析・可視化を支援しています。Cesiumを用いた全球衛星データの可視化や、時空間データのカタログ管理と解析にも取り組むことで、より豊富な地理空間情報を提供し、宇宙ビジネスの発展に貢献してまいります。
宇宙ビジネスに関心がある方、ぜひ未来のお話を一緒にいたしましょう!