Project PLATEAU(国交省プロジェクトプラトー)

■国交省のProject PLATEAU(プロジェクト プラトー)とは

日本全国の3D都市モデルを作り、オープンデータにして活用の道を探るプロジェクトです。2022年には東京をはじめ56都市の3D都市モデルを公開することができました。今年は100都市の追加公開を予定していて、ユースケースもさらに充実。世界でも稀に見る規模とコンセプトのデジタルツインプロジェクトに成長してきました。

PlateauViewScreen

3D都市モデルとは、都市を構成する建物や道路、橋、水面、緑地などを3次元モデルとして作成して、パソコン画面などで表示できるようにしたものです。しかも、PLATEAUの都市モデルでは、単に3次元の形だけを再現するのではなく、建物のひとつひとつに対して、市区町村が収集している、建物の用途や階数、構造などの詳細な情報を付加しています。従来の都市計画基本図が3次元に立ち上がることによって、都市の表情が生き生きと画面の中に再現されます。

また、都市を流れる河川は、私たちの生活に潤いを与えてくれる一方で、災害となれば甚大な被害をもたらす存在でもあります。従来から河川の洪水浸水想定区域図が作成されていますが、これを3次元で表示させることで、いざという時の状況を衝撃的ながらも、たいへん分かりやすく把握できるようになりました。

今後はビルの屋内空間、公園等の緑地についてもデータ整備が拡大することで、それらの管理の効率化や利用者へのサービス向上など、3D都市モデルの新たな用途が期待されています。

FloodSimulation

■PSSがProject PLATEAUで果たしてきた役割

3D都市モデルの作成工程の支援、可視化用3Dデータの作成、そして3D表示環境であるPLATEAU View(プラトービュー)の開発を、私たちPSSが担当しています。

PLATEAUの3D都市モデルの作成手順をざっくりと説明すると、次のような工程になります。

RoleofPSSinPlateau

①自治体が都市計画のために取得した3次元データと都市計画基礎調査データ、空中写真等をお借りする

②それらからCityGML(シティジーエムエル)形式の3Dモデルを作成する

③CityGMLをパソコンなどで見られるようにするために、3D-Tiles(スリーディータイルズ)形式に変換して、PLATEAU Viewに掲載する

④メタデータを付加をして、誰でも自由に利用可能なオープンデータとして、G空間情報センターから配布する

PSSでは、②で作成されたCityGMLの作成支援、完成データのチェック作業の支援、そこで用いるFME(エフエムイー)技術の提供と、③の3D-Tiles変換、3次元ビューア(可視化環境)のPLATEAU Viewの開発と運用を担当しています。現在、PLATEAUで公開されている全ての3D-Tilesは、PSSがFME技術を用いて作成支援とデータ変換を行ったものです。また、これまで数多く行われてきたPLATEAUのユースケースでも、コンサルティング、技術提供とサポートをご提供してきました。

■PSSが提供するサービス

TokyoDigitalTwin

 

  • PLATEAU View1.1 の進化版

  • CKANデータカタログを統合した東京都デジタルツイン同等版も提供可能

  • 高度なユーザー管理機能を統合済み

  • 自治体、自社ビジネス専用版を構築・運用可能

  • 商用利用もOK

これからProject PLATEAUに参加されようとしている自治体様、企業様にとって、PSSは最強の援軍となります。また、PLATEAUのデータと自社技術との組み合わせで3次元ビジネスをご検討の皆様は、PSSがご提供するFME利用技術の導入により、自社技術の高度化とトータルコストの削減を同時に実現できます。

  • Project PLATEAUへの参加を検討している
  • 3D都市モデルを行政やビジネスで活用したい
  • 自治体や企業で独自のPLATEAU View環境を構築・運用したい
  • BIM/CIMデータをもっと活用したい
  • 点群データを使いたい
  • AR/MRに興味がある
  • FMEを導入したいが、どうしたら良いかわからない

 

◾️お問い合わせは…

弊社サポート(support@pacificspatial.com)までご連絡ください